「ちょうぜつソフトウェア設計入門」読んでみた感想文
概要
タイトル:ちょうぜつソフトウェア設計入門――PHPで理解するオブジェクト指向の活用
詳細:SoftwareDesign誌での連載と技術アドベントカレンダー24回ぶんに収まらなかった関連知識を徹底解説。いわゆる「オブジェクト指向」と呼ばれる考え方から発展した分野は、どのようにソフトウェア設計の役に立つのかを、よく知られた原則、テスト駆動開発、デザインパターンなどを通じて理解できる一冊です。
この本に向いている人
- 実務である程度プログラミングをしたことあるがいまいちオブジェクト指向の考え方をつかめていない人
- 今より効率的な設計を行いたい人
- 初心者⇒中級者のプロセスを歩んでいる人
- 頭を整理した中級者や上級者
書籍目次
要約・感想
- PHPは知っていても知らなくても問題ない、PHPを学ぶ目的の本ではなかった
- ソフトウェアのアーキテクチャと依存の方向について書かれている ⇒アーキテクチャパターンの1つに過ぎない ⇒安定するものに依存したいよねというお話が多かった印象
- オブジェクト指向について⇒「オブジェクト指向はAではない」という記述
- TDDを行うことによってより自然に単一責任の原則を満たせる
- 単体テストのしやすさとDI可能なものであることには相関がある ⇒自然にDI的になる
- デザインパターンは単なるコードスニペットではなく再利用性を高くするためのもの
- 当初「ウォーターフォール」という方法論は存在しなかった
- 「アジャイル」は明確な宣言が存在している
まとめ
SOLID・TDD・デザインパターン・クリーンアーキテクチャの目的を振り返ることができました。 「AとはBではない」という主張が多くアーキテクチャやオブジェクト指向設計において 正解は存在しない(無数にある)が不正解は存在するのだと思います。